飢えているのは誰でしょう。答えは簡単です。それは、あなたと同じ人間です。感じ、愛し、笑い、夢見る人たちです。楽しむことが好きだし、あなたと同じように、自分の命を大切に思っています。
でも、何も悪いことをしていないのに、飢えのために命が縮まり、燃えつきてしまうことさえあるのです。
最も飢餓の危機にさらされている人たちには、主に3つのグループがあります。
十分に食べられない人々の圧倒的多数は、開発途上国の貧しい農村地域に住んでいます。電気もなく、安全な飲み水が入手できない人も多くいます。公共の保健、教育、衛生事業が貧弱なこともしばしばです。
奇妙に思えるかもしれませんが、世界で最も食料不安を抱え、飢えている人々は、食料生産に直接かかわっている場合が多いのです。彼らは、小さな畑で作物を栽培したり、家畜を飼育したり、魚を捕ったりと、家族に食料を与えたり、地域の農産物販売店でお金を稼ぐために自分ができることをやっています。
多くは、自分の土地を持たず、ようやく食べられるだけのお金を稼ぐために小作農として働いています。仕事は特定の季節だけのことが多く、家族は生活していくために引っ越したり、離れ離れになったりしなければなりません。
重労働のうえに、万が一のために蓄えておくこともままなりません。食料が十分にあるときでも、飢えの恐れはいつも付きまといます。
多くの農村の人々が、特に若い男女が、都会でのよりよい暮らしを求めて家族の元を離れます。仕事を見つけたとしても、結局は賃金の安い仕事や危険な仕事をする羽目になるのが常です。飢えから逃れることはできず、スラム街に行き着くのです。
都会は絶えず広がっています。2000年に20億人近くだった都市人口は、2030年には倍以上になるでしょう。都会が広がるにつれて、都会の貧しい人々の数も増えます。都会の飢餓と、都市での手ごろな食料の確保が、ますます重要な課題になっていくのは明らかです。
都市への食料供給のためにFAOが何をしているか、知りたい方はこちら。
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毎年、武力紛争だけでなく、洪水、干ばつ、地震などの自然災害が広範囲の被害をもたらし、多くの家族が家や畑を放棄することを手放さざるを得なくされています。こうした人々は、しばしば空腹だけでなく、完全的な飢餓の脅威に直面します。FAOは、彼らがこうした緊急事態に立ち向かい、さらに生活を立て直す手助けをします。
FAOが緊急時にどういう手助けをするか知りたい方はこちら。