![]() | 名前 ジョーダン・ラマッチアート 年齢 35 出生地 アメリカ、オークランド 言語 英語、イタリア語、フランス語 |
私は幸運でした。ローマのFAO本部と、フィールド・プロジェクトの両方で働く機会が持てたからです。
ローマにいては、FAOの活動の結果を直接見ることはできません。すべてがあまり具体的に見えてこないのです。何人が飢餓で苦しみ、難民は何人で、何人が死亡したという、緊急事態に関する統計を見ていると、気が遠くなりそうです。
でも、フィールドにいると、まったく違います。私は2年近くアフガニスタンで仕事をしました。そこで起きていた戦争のことは、多くの人が知っていました。でも大抵の人は、干ばつのことは知りませんでした。
それは農民にとってひどい状況でした。彼らは何も持たず、誰も彼らを助けてくれないのです。政府など、存在しないに等しいようなものでした。
私はアフガニスタンで、2つの実に良いプロジェクトに関わっていました。私たちは、彼らが自分の食料を自分で育てられるよう、農民の家族に種とその他の物資を配給しました。彼らは、自分たちの食べる分を確保し、残りを売ることもできました。その売上で、衣服や靴や薬などの必需品を買うことができました。そして、次の耕作期に作物を植えるための種を取っておくこともできたのです。
私たちはまた、元戦闘員たちが戦後の生活に適応するための援助もしました。兵士たちが武装解除した後、彼らが簡単な温室を使って1年中野菜を育てられるよう、トレーニングをし、物資を配布しました。これによって、彼らは食料と収入を得ることができ、新生活を始めるきっかけとなったのです。
私は、それがこうした人たちにとってどんな意味を持つのか、自分の目で見てきました。それは、彼らに自立と尊厳を与えます。彼らは本当に私たちの援助に感謝し、その気持ちを表してくれました。
また、FAOが他の国連機関とどんなに密接に協力し合っているかも見てきました。ああいう危機の際には、問題がとても重大で、とても複雑なので、適切な活動をするには、いろいろな専門機関が共同で取り組む必要があるのです。
もちろん、すべてが完璧に行くわけではなく、アフガニスタンにも世界中にもまだたくさんの飢えた人たちがいます。けれども、前進はしています。私はその様を見てきました。少しずつではありますが、飢えた人たちが必要な援助を受けているのです。