FAOとは? :: 市民社会団体とNGO

FAOは市民社会団体や非政府組織(NGO)と密接に連携しています。

「市民社会団体? 何それ?」という疑問の声が聞こえてきます。

当然の疑問ですね。答えはこうです。

市民社会団体とNGOは、国家や自治体等のどの政府にも属さない団体のことで、

などが含まれます。

こうした組織の多くが、飢餓との闘いにおいて非常に重要な役割を果たしています。こうした組織には、社会的に顧みられない弱者たちと密接にかかわっている、とても知識豊富な現場スタッフがいることが多く、FAOはNGOや市民社会団体と連携することで、FAOのフィールド・プロジェクトや事業が地域に本当の影響力を持つようにしているのです。

オックスファム、アムネスティ・インターナショナル、世界自然保護基金(WWF)などの主要な非政府組織も、社会正義、貧困、環境といった問題に人々の注目を集めることに成功してきました。

外交的な駆け引きの必要がない

彼らがキャンペーンに成功した理由の一つは、政府機関ではないということにあります。彼らは政府を公然と批判できる立場にいて、外交的な駆け引きをする必要がありません。

一方、FAOは外交的でなければなりません。FAOの目的は加盟国に奉仕することでしたね。FAOはこれらの国々に何をすべきか命じるために設立されたのではありません。加盟国がFAOに命じるのです! 加盟国の間で意見の相違があれば、FAOは中立の討論の場として、受け入れられる妥協案を導き出す手助けをすることはできます。

ある問題について強硬な立場をとっている人は、こうした妥協案に挫折感を感じることがあります。多くの人が「妥協」を「裏切り」と捉えてしまうからです。でも、それは違います。

社会的、政治的な行動主義が、飢餓との闘いにおいて大切な役割を担っています。多くの市民社会団体がFAOの委員会や協議会、技術的な会合や地域総会に参加しています。

Photo: FAO/Maimone Freeby
© FAO, 2008