それがまずわかりません。大きな疑問ですね。FAOの正式名称は「国際連合食糧農業機関」ですが、これではたぶんあまり答えになっていませんね。
正式名称を部分ごとに分けて、噛み砕いて説明しましょう。
FAOは機関です。でも、何の機関なのでしょう?
国々が集まって運営している機関です。FAOは欧州共同体(EC)に加え189の加盟国で成り立っています。
覚えておかなければならないことは、FAOの加盟国の代表は各国政府であるということです。そのため、FAOは政府間機関として知られています。
FAOに加盟するには、各国が分担金を支払います。国の豊かさによって、金額はまちまちです。こうした資金によって、FAOは加盟国に代わって仕事をするのです。
覚えておいてほしいことが、あと2つあります。
1つは、FAOは補助金や貸付金を配る機関ではないということです。FAOはそんな風に設立されてはいません。加盟国やその他の資金提供者から提供された資金ですべての活動を行っているのです。
2つ目は、FAOはやりたいことを何でもしてよい独立した機関ではないということです。加盟国のニーズと要請に応える機関なのです。
互いに異なる面を持った国々ではあっても、FAO加盟国は皆、人類共通の利益のために結束し、資金を出し合うことを選択したのです。
さて、次の部分は、
FAOは国際連合システムの一部を成す専門機関です。国際連合とは何でしょう? それは、また大きな質問ですね。国際連合について、もっと調べて見ましょう。 国際連合の機関はすべて政府間機関で、FAOは国連システムの多くの姉妹機関と密接に連携しています。NGOと呼ばれる非政府機関や市民社会団体も、FAOの仕事の中で大きな役割を果たしています。これについての詳細は、こちらをクリックしてください。 さて、これでFAOが政府間機関で、国際連合システムの一部だということが分かりましたね。では、最後の部分は、
FAOの使命は、本当にとてもシンプルです。世界の誰もに十分に食べ物が行き渡るようにすること。私たちが食べるものの安全を確保すること。誰もが適切な栄養素の摂れるバランスの取れた食事ができるようにすること。誰もが空腹や栄養失調になる心配のなくなる日に向かって活動すること。そして、今人間が破壊しかけている環境がこれ以上破壊されないように活動することです。
さあ、これでFAOとは何か分かりましたね。でも、ちょっと待って。
FAOを考えるとき、機関というのは実はただの観念です。機関を現実のものにするには、人が必要です。FAOを機能させている人々について、見てみましょう。