十分な良質の栄養は、身体と免疫システムを強化します。ですから、免疫システムが感染したHIVによって痛めつけられている人々、エイズによって身体が弱っている人々にとって栄養を改善することはたいへん重要です。
バランスの取れた食事はエイズ治療薬の代わりにはなりません。でも、治療薬の効能をより効果的にします。さらに、アフリカの農村部で暮らす人々の多くにとって、治療薬はあまりに高いか、不足していて手に入りません。全く地域的な保健サービスがないかもしれません。そうすると、結果として、栄養ある食料が病気に立ち向かうために入手できる唯一の薬ということになるかもしれません。
良質の栄養は病気を治療する方法になるだけではありません。病気が広がっていくのを防ぐのに大きな役割を果たすこともできます。
特に妊娠中あるいは子育て中にHIVに感染した女性にとっては良質の栄養は重要です。妊婦、母乳で子育て中の女性の食事でビタミンAが不足すると、HIV母子感染が起きやすいという研究があります。母子感染が起きやすいという事実は、エイズ危機を終わらせようというキャンペーンの中で男性と並んで女性をターゲットにする際の理由の一つにすぎません。
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もう1つ、親たちがHIVに感染している子どもたちにとって、親が何年かでも生き延びることの意味を考えてみましょう。孤児になることは恐ろしいことです。でも、15歳で孤児になるのと7歳でそうなるのとでは、大きな違いがあります。あなたの親たちがエイズによって病気になったらどうなるのか想像できますか?
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親たちが長生きすればするほど、子どもたちが自分自身の面倒を見るのに必要な技術や知恵を伝える時間が増えます。子どもたちを世話し、慈しむ時間も増えます。この愛と教えが、HIV感染を拡大する要因である栄養不良、病気、虐待、性的搾取から、子どもたちを安全に保つかもしれないのです。
ですから、食料はHIVとエイズに対する取り組みの中で重要な役割を担っているのです。
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