エイズ危機は世界的な緊急事態です。でも考えてみてください。南部アフリカでは、本当に死因のトップになっています。
サハラ以南アフリカ諸国では、2,500万を超える人々が、エイズを引き起こすHIVに感染しています。重大な問題です。そして事態はもっと深刻になっていこうとしています。この地域では、2004年だけで、300万人以上がHIVに感染し、200万人以上がエイズで亡くなりました。
HIVとエイズの影響を受けている人々の多くは農民です。彼らは自給用の食料あるいは現金を稼ぐための作物を栽培しています。たいていは両方の作物を作っています。アフリカの最も影響を受けている27ヵ国では、1985年以来、700万人の農業従事者がエイズで亡くなりました。2020年までに、1,600万人が亡くなると予測されています。
病気になり亡くなっているのは農民だけではありません。農村にサービスを提供している政府や農村組織の職員も感染しています。
恐ろしい統計の数字だけではなく、これが(生身の)人間の数ということです。男性、女性、そして彼らの多くには家族がいます。サハラ以南アフリカの約1,200万の子どもたちが、親のうちの一人あるいは両方をエイズによって失っています。2010年には、この数字は1,800万を超えると予測されています。
子どもたち、もしくはあなたたちのような10代の若者たちが、自分自身と家族を養っていかなければならなくなっています。
これからどうなっていくと思いますか?若者たちとエイズについてもっと詳しく見てみましょう。
エイズ危機の結果、女性たち、少女たちが以前にもまして農場でも家庭でも大きな責任を負わなければならなくなっています。彼女たちはHIV感染の危険にもっともさらされていますし、エイズが家族に影響を及ぼした時、もっとも大変な結果に直面することになります。
女性とエイズについてもっと詳しく見てみましょう。
このようにエイズは保健医療の問題にとどまらないのです。エイズ危機によってアフリカの農業のあり方が変わりつつあります。FAOは、食料生産という重荷を背負わなければならない人々、特に、女性、子ども、10代の若者たち、高齢者が自らの食料を確保し、健康を保ち、貧困から脱出できるよう支援しています。
FAOとエイズ危機についてもっと詳しく見てみましょう。